開業医の取り分
医師の仕事の正当な評価を
本年4月改定の新しい診療報酬が発表された。 小泉構造改革で決定している、医師 募集、医師 求人、医師 転職社会保障費を5年にわたって毎年2200億円削減していく方針は変わっていないので、マイナス枠内で調整するだけという結果ははじめからわかっている。 年末年始の休日に次々に報じられた救急患者の受け入れ不能と死亡事件は、昨今の医療崩壊の現実をあらためて人々に教える結果となり、産科、小児科等をはじめとして、医療機関にアクセスすらできない危機的状況に対する不安を抱く国民が増えている。そして、これらの医療を主として担ってきた病院勤務医の過酷な労働実態についても広く知られるようになってきた。 ヘッドハンティング・スカウト 勤務医は大変、給与を上げて待遇を改善しないとどんどんやめてしまう、今回は勤務医対策を最優先しなければ…という真剣な議論は良かった。しかし、総枠が始めから決まっている医療費の中では、どこかを上げようとすると別のどこかを下げるしかない。ねらわれたのは開業医だ。勤務医に比べてずっと高い収入を得、楽をしていると言わんばかりの言い方で、診療所の再診料の値下げが提起された。病・診の格差を是正するという名目で。 仕事 開業医の取り分から勤務医の側へ400億円を移譲させる。それには約9万カ所の診療所で割って、1診療所当たり年間50万円程度の減収でいこう、など数合わせのみに終始した議論が堂々とまかり通る厚生行政とは一体何なんだろう。 防犯カメラ・監視カメラ 再診料値下げについては、日医の頑強な抵抗にあって断念したようだ。しかし代わりに、一旦は議論から降ろされていたはずの「外来管理料の時間要件」というものが突然持ち出され「診察時間5分間のめやす」が示された。外来管理のガイドラインが出され、これには5分はかかるはず。1時間に12人、標榜診療時間が6時間なら最大72人まで。一日に算定できる数は自ずと決まるので「数が合わないと指導の対象になる」と医療課長。「それで削減ができるのか」との委員の問いに、「充分の抑止効果はある」と明言している。横浜 マンスリー 「再診料値下げ阻止」のメンツは保たれたかもしれないが、このままでは実質マイナス改定は間違いない。所用時間で医療の質を評価されてはたまらない。繊細な感性の上に成り立つ医師の仕事を正当に評価することからやり直さないと、この国の医療崩壊の流れは絶対に止めることはできない。外貨 預金
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